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消化器内科

 

 診療内容

    ヘリコバクター・ピロリ菌は、慢性胃炎や胃・十二指腸潰瘍、胃癌の原因になると言われています。ピロリ菌に感染しているかどうかは、血液検査や尿検査、内視鏡検査などで調べる事ができます。ヘリコバクター・ピロリ菌に感染している事が判明した場合、除菌療法を受けていただく事ができます。

 

    胃・十二指腸潰瘍は、ストレス・薬剤・ピロリ菌・喫煙・食生活など様々な要因から起こる病気です。主な症状として、嘔気や上腹部痛、出血などがあります。出血が続くと貧血・血圧低下などを起こすことがあります。この場合には、内視鏡で出血源を同定し、内視鏡的止血術を行う必要があります。内視鏡的止血術には、クリップ法や高周波凝固、HSE局注(高張ナトリウム・エピネフリン)APC(アルゴンプラズマ凝固)などがあり、状況に応じて使い分けています。多くの例で内視鏡的止血術が可能でありますが、内視鏡的処置が困難なために外科的処置が必要な場合には当グループ外科、又は近隣の処置可能な施設へ依頼して対応しています。

 

    経皮内視鏡的胃瘻造設術(PEG)とは、脳出血・脳梗塞などの疾患のために食事がとれなくなった患者様に、胃の中に直接栄養剤を注入するチューブを挿入する手技です。PEGについては、腹部CT検査で腹壁と胃壁の間に他臓器がないことを確認した上で、施行しています。

 

    早期胃癌については内視鏡的粘膜下層切開剥離術(ESD)が主流となっています。ESDとは、内視鏡を使って、病変を特殊なナイフを用いて剥離切開し、切除する方法です。その場合は、大阪医科大学附属病院消化器内科又は近隣の処置可能な施設へ依頼しています。

 

    大腸内視鏡検査は、腫瘍性病変や炎症性病変化があるかを調べる検査です。健康診断で便潜血反応が陽性となった方、肛門から出血した方、細い便が出るようになった方、便秘の方などは、大腸内視鏡検査が必要です。将来的に悪性化する可能性のあるポリープを認めた場合は、内視鏡で切除(コールドポリペクトミーや内視鏡的粘膜切除術)を施行します。切除後、状況に応じて様子観察のため1泊入院をお願いすることがあります。

 

    原因不明の消化管出血(上部・下部消化管内視鏡検査で異常なし)については、小腸の精査(カプセル内視鏡検査・小腸内視鏡検査)が必要となりますので、大阪医科大学附属病院消化器内科に依頼しています。

 

    慢性肝炎については、専門外来が月曜日午後になります。完全予約制となっておりますので事前にお問い合わせください。さらなる専門的・特殊治療が必要と判断した際には、大阪医科大学附属病院消化器内科やその他近隣病院で検査・治療を受けて頂くことがあります。

 

    慢性肝炎が進行すると肝硬変になる事があります。 肝硬変が進むと、食道静脈瘤ができることがあります。肝硬変の患者様は、無症状でも、内視鏡で食道静脈瘤があるかないかの定期検査が必要です。食道静脈瘤の状態により、内視鏡で処置(内視鏡的静脈瘤結紮術・内視鏡的静脈瘤硬化療法)を施行します。また、肝硬変の経過中に肝細胞癌を合併することがあります。このため、肝硬変の患者様は無症状であっても、腹部超音波検査・CT検査MRI検査を用いた定期的検査が必要です。これらの検査を総合することで、肝細胞癌を早期に発見できます。肝細胞癌の治療(肝動脈塞栓及び抗がん剤動注療法術・経皮的エタノール注入療法術・ラジオ波焼灼療法・外科的手術)が必要な場合は、大阪医科大学附属病院消化器内科、その他近隣施設を受診して頂くことがあります。

 

    胆汁の流れる道(胆道)に結石や腫瘤があると、黄疸(体が黄色くなる)がでます。胆道・膵疾患の精査であるERCPを行い、内視鏡で黄疸をなくす処置をしたり(内視鏡的胆管ドレナージ術)、内視鏡で胆道にできた石を除去したり(内視鏡的胆管結石除去術)、狭くなった胆道にチューブを留置する(内視鏡的胆道ステント留置術)などの処置を行っています。さらなる処置が必要な場合は大阪医科大学附属病院消化器内科で治療を受けて頂くことがあります。 

 

 診療体制

洛西シミズ病院の消化器内科の外来診察は、平日の月曜から土曜まで毎日行っています。

上部消化管内視鏡(胃カメラ)は月曜から金曜の午前に、下部消化管内視鏡検査(大腸カメラ)については月曜から金曜の午後にしています。ERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影、内視鏡を用いて胆管や膵管を造影する検査)は、基本的には毎週水曜と金曜日に当院で施行しています。

さらに、緊急要請があれば随時対応しています。

 

また、シミズ病院(千代原口)や洛西ニュータウン病院、亀岡シミズ病院はグループ病院でありますので、患者様の検査データ・病状などを共有でき、円滑かつスピーディーに医療を受ける事ができます。例えば洛西シミズ病院での診察・検査後の再診察を、シミズ病院で継続することもできます。逆にシミズ病院(千代原口)での診察・検査後の診療を、洛西シミズ病院で継続することもできます。

 

今後の展望

 シミズ病院グループは、脳神経外科・整形外科の患者様が非常に多いのは皆様ご存知だと思います。洛西シミズ病院においては、ガンマナイフ治療(脳神経外科)が年間500件以上、整形外科手術は年間800件にせまる症例を扱っています。平成294月より、消化器内科は内視鏡センターを立ち上げ、設備を充実しましたので、緊急対応も含め患者様の様々なニーズに応えていけるよう尽力していく意向です。

 

患者さんへのメッセージ

当院は、洛西の地域に密着した、きめ細かい、やさしい医療をめざしています。胃カメラは「しんどい、苦しかった、二度としたくない」など、嫌なイメージを持っておられる方も多いかと思います。できるだけ苦痛を軽減するために、鎮静剤を注射して施行することも可能です(患者様には楽であったとの評価を頂いています。ただし、呼吸機能が悪い方・自動車やバイクで来院された方など注射不可能な場合もあります)。また、経鼻内視鏡(鼻から入れる細い胃カメラ)もあります。また、大腸カメラについても、「自宅で下剤を飲んで前処置するのがしんどい、前処置の方法がわかりにくい」などのご意見を、外来診察の場でよく耳にします。こういった方は、検査前日に入院して頂き、前処置を病室ですることも可能です。検査に不安をお持ちの方は、一度、当院にご相談ください。今後も地域医療のために頑張っていくつもりですので、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

 


氏名 役職
尾﨑 晴彦  
経歴

 日本内科学会認定内科医

 消化器病専門医

 消化器内視鏡専門医

 カプセル内視鏡認定医

 


 
氏名 役職
中沢 啓  
経歴
 日本内科学会認定内科医